先週のブログでは、「親子関係の断捨離」を思い切ってされるクライエントさんが増えてきたというお話をしました。
そう、この世で一番「つながり」が深く、切っても切れないというか、切ることに非常な痛みを伴うのがおそらく親子関係ではないでしょうか?
たとえ物理的に離れていたとしても葛藤や痛みはなくなるというものではありません。
私の日ごろの仕事の分野でいえば、
「拒食症」「過食症」の女性はほぼ100%親子関係、特に母親との関係に強い葛藤を(無意識にせよ)抱えています。
そして母親も葛藤を抱えているのです。
また会社で仕事、人間関係でうまくいかない人は男女・年齢を問わず、
父親や母親の社会的価値観感からの抑圧などによる内的葛藤が「適応障害的なうつ状態や身体の不調」、ときに本物のうつ病として表面化していることが多い
と感じます。
私自身のことでいえば、私は母親との「縁」が深く、長い間 愛と憎しみの間で悩んできたのです。
ひとことで言えばあらゆることで羽交い絞めにされているような感覚をずーっと持ちながら生きて来ました。
「なぜこんな家庭に、こんな母親の元に生まれたんだろう?」
という気持ちがいつもあり、昔々ですが階段を降りる母を「後ろから突き飛ばしてやりたい」という衝動にかられたこともあります。
あまりに怒って自分が階段から落ちてしまい、腰を傷めたこともあります(^^;
性格で似ているところが全然なく、「なんで親子としてうまれたんだろう?」という疑問はずーっとあり、その悩みが私を今のような道に進ませるひとつの要因となったのだろうとは思いす。
カウンセラーとして自分自身と仕事に限界を感じ出してから、今学び続けている分野に縁ができてきたのですが、それでもなかなかわからなかったのは、
人が親子関係や兄弟姉妹、夫婦関係になるのはどういうことなんだろう??
ということでした。
今やっとわかってきたこと・・・・・特に親子関係、夫婦関係になるのは、
① 霊的な縁があること。これは自分たちだけではなく先祖なども関係していること。
② 過去世(と言っても実は平行人生なのですが)で親子や夫婦(または兄弟姉妹)の体験があり、そのときの「自分のテーマ・課題」(自分で決めてるのですが)をその関係でクリアできなかった関係であること。
「カルマ関係」ということもできます。
③ ②の課題をクリアしたい想いがあり、生まれる前に約束して親子などで生まれてくること。
もちろん生まれたらそんなことは忘れていますので、なーんも意識できない「1から」始めます。大変!!
④ 場合により、各個人だけの課題ではなく、親子、夫婦がそれぞれ同じ課題を持っている場合もあること。
私の場合は表面の性格が全然似ていない母なので気づきませんでしたが、④の要素もはいっていることに母が亡くなった後から気づきました。
それはごくおおざっぱに言うと、「生きることへの隠れた罪悪感、怖れ、不安、無価値感」が生まれながらに潜在的に隠れていたという共通点です。
そういうことがじょじょにわかってきたあたりのこと、母が亡くなってしばらくしてからですが
「私は母をものすごく愛していた!」
ということがはっきりわかる瞬間が急に訪れたのです。
ビックリすると同時に涙が止まりませんでした。
先日も書きましたが、仕事がら親子、夫婦関係で悩まれる方に数多くお会いしますし、思い切って断捨離する方もでてきました。
親子、夫婦、家族関係には当人個人だけの問題だけではなく、先祖から受けている霊障や家系的なカルマも関係していることがあるので、一足飛びに「各人の課題」に触れていくことは時期が早すぎる場合もあります。
まずはできるだけそのようなものを解決していき、ある程度その方の「重さ」が軽くなったあたりで個人の課題の問題に移っていくのが必要かなーと思いますし、現在そのプロセスのただなかにあるクライエントさん方もおられます。
ずいぶん前から「毒親」という言葉がかなり一般的に使われるようになりましたね。
毒親の程度も大中小さまざまですが、本質的な意味としては「毒親」とそこに生まれる自分自身のテーマというのが確実にありますので、被害者にばかりなっているわけにはいかないのです。
もっとも、ごくごく幼いときに実親や継父、継母に虐待死させられてしまう魂があり、痛ましい限りですが、これらの場合は又その亡くなる子供さんなりの「魂の計画」があるので今日書いた内容とは意味合いが違ってきます。
また機会をみて触れられればと思います。
ご自分の親子・夫婦関係を「お互いの課題」という観点で見直すのもありと思います。
あなたはどう感じられますか?
それではまたお会いしましょう(^_^)/~