あなたも「なんとか炎」というように最後に「炎」という字がつく
疾患や症状の経験が一つや二つあるのではないでしょうか
?
たとえば「胃腸炎」「腎炎」「心筋炎」「膀胱炎」「逆流性食道炎」
「歯肉炎」・・・etc.
というふうに、あげればいくらでもありますよね。
【炎症の二つの側面】
そもそも「何とか炎」の「炎症」というのはなんでしょうか?
炎症を堅苦しく(というよりちゃんと)いうと、
「炎症とは、異物や死んでしまった自分の細胞を排除して生体の恒常性を
維持しようという反応。例えば細菌やウイルスが体の中に侵入しようと
した時に、細胞などの生体内成分がその排除に働いた結果が炎症性反応」
という生体の防衛反応なんですね(^^;
炎症の種類や程度によっては、適切な医学的処置が必要になります。
なので放置したり我慢しすぎるのは禁物です。
先日のブログ「アレルギー編」でもお伝えしましたが、この炎症
についてもあなたの感情や精神的動機が潜んでいることがヒジョーに多い!
ということを知ってください。
炎症の種類によって少しずつの違いはありますが、炎症反応の
背後には何らかの葛藤、その中身は「怒り」「怖れ」「罪悪感」
「悲しみ」などがひっそりと隠れていることが多いのです、
というよりほとんど!なのです(;’∀’)
【ケース】Y子さん(40代 IT系企業社員)
歯肉の痛みと出血がストレスと関係していることにきづいた事例。
Y子さんは何年もの間歯科検診をしていませんでしたが、ある日
古い「かぶせ」が取れてしまったので久しぶりに歯科を受診しました。
長い間歯の手入れを怠っていたため、重症ではありませんが、歯周病の
入り口と言われてしまいました。
歯肉の炎症と歯周ポケット、出血を指摘されました。
最近では歯周病があらゆる疾患に関わっていることがメディアでも言われて
いるのを知っていたY子さんは、あわてて3か月に1回の歯科検診に通うように
なりました。
毎日最低1回は神経質でない程度に歯の手入れをして歯科検診を受け続けました。
そのおかげで、歯肉の状態は衛生士さんにほめられるくらいになってきました。
そしてだんだんとあることに気づきました。
【歯肉の状態とストレスの関係】
というのは、同じように毎日歯の手入れをしているのに、そのときによって
かみしめると歯が疼いたり、歯間ブラシを使うと出血が結構みられる
ことがあるのです。
ところが、早ければ翌日または2,3日くらいたつと嘘のように
それが治ることに気づいてきました。
Y子さんは不思議に思って歯科衛生士さんにそのことを尋ねてみました。
衛生士さんは「歯肉は寝不足や精神的ストレスにかなり左右されるんです」
と言われました。
曰く「歯肉はウソをつきません」という名言も(^^;
それを聞いたY子さんは歯が疼いたり出血が結構あったときのことを
思い出すと、仕事や人間関係で悩んだり、何らかのストレスを感じていた
ときだ!と気づいたのです。
ストレスと簡単に言いますが、それを「葛藤」と言い換えると重大性が
より感じられるかと思います。
Y子さんの葛藤の中身はよく考えてみると、仕事に対する能力が
足りないのではという「怖れ」や「無力感」人間関係での「怒り」を
感じたときだ!ということに気づいたのです。
さて、あなたの場合は何か炎症が身体に起きたとき、どのような感情、葛藤を
感じていたのでしょうか?また今感じているのでしょうか?
自分の中をよーーく見てあげる(批判しないでね)ようにしてみてください。
これはあなたの深いところからの必死のノックなのです。
それではまたね~(^^)/~~~