「自分を受け入れる」ことの本当の意味は?

土地の浄化

心理学やスピリチュアルに関連するテーマとして、「自分を受け入れる」

というのがありますね?

あなたは「自分を受け入れる」ってどういうことだと思いますか?

ここでひとつ事例をあげてみますね。

 

母に愛されなかったためにうつ病になったD子さん】

この事例は理由がわからず突然うつ病になった方の事例として動画であげたり、

ブログでも書いたことがあるので、もしかして覚えておられる方もいるかも?

しれません。

 

「自分を受け入れる」ということについて大切なことが示唆されています。

あらためて概要を簡略して書きますと・・・、

幸せな結婚生活を送っていたD子さんが、理由も思い当たらないのに、

突然うつ病を発症してしまったのです。

 

だんだんわかってきたことは、D子さんが実は産みの母親からの愛情を

もらわずに育ってしまったという事実です。

お母さん自身も子供に愛情を注げないような育ち方をしたと推測されますが、

ここではそれは主題ではありません。

 

母親から愛情をもらっていない、というつらい事実を否認せず、

ようやく認められるようになったD子さんは、繰り返し言いました。

 

「私はグズで役に立たない人間だから、母に嫌われていたんですよね」

 

しかし、だんだんと「その経験を受け入れられる」ようになったのです。

それからは病状が少しずつ薄紙をはがすようによくなっていきました。

当時のD子さんの環境が夫は優しい人で、姑ともうまく言っているという

関係だったのも回復を促進させた大きな要因だったと思います。

 

D子さんは自分を受け入れられたの?

答えはこのときにはまだ「NO」です。

実はカウンセリングの過程はこれで終わりではなかったのです。

 

D子さんが受け入れられたのは、そこに至るのも時間がかかりましたが、

母親に愛されなかったという「経験」を受け入れたのであって、それが
自分自身を受け入れたことにはならないのです。

 

D子さんは愛されなかった事実を経験としてやっと受け入れられましたが、

そのことに関する自分の感情までは面倒見切れなかったのです。

その感情とは母親に対する「恨み」や「憎しみ」のこころです。

 

D子さんがその感情に気づかなかったり、気づいても見ようとしなかったのは、

このような超ネガティブな感情を母親に抱く自分のことを受け入れることが、

D子さんにとっては非常に困難なことだったからです。

 

このことはD子さんのような自罰傾向の強い人にはとても多くみられます。

でも、D子さんは苦しい過程はありましたが、最終的に母親への恨み、

憎しみまで受け入れることができたのです!

 

このとき初めてD子さんは「自分を受け入れられた」といえるのです。

これが言い方を変えればほんとうの「治癒」といえるでしょう。

 

テーマは過去世から持ち越していた

すべてがそうではありませんが、D子さんの場合は実は母親との関係で

「自分のすべてを受け入れる」というテーマは、いくつもの過去世から

クリアできずに持ち越してきた課題でした。

 

今度こそクリアしよう!という気持ちで生まれてきたということが、

あとでわかったのです。

自分で選んでくるのに生まれたとたんにとパーッと忘れてしまうのですから、

ほんとに大変な作業です。

 

【D子さんばかりではありません】

でも私たちは皆それぞれ自分のテーマにふさわしい環境、人(特に両親)

を選んで生まれてくるのです。

 

だからどんなに大変なことでも自分以外のせいにはできないんですよ!(>_<)

自分の憎しみや恨みまで受け入れ、赦し、ひいては相手をも赦していくという、

一大作業を選んで生まれてきたるなんて、私たちって「大したチャレンジャー!」

とつくづく思う今日この頃です。。ふーっ。

 

それではまたね~(^_^)/~

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