部下と話すのが怖い!係長さんのインナーチャイルド

私たちはだれでも幼い時は大人の保護を必要としています。

そして、十分とはいえないまでも「そこそこの保護」を受けてきた人ならば、

大人になって試練も含めいろいろな体験をし、自分の力や、ときに周囲の人の

助けを借り、悩みつつもどうにかこうにか人生を送っていけるものです。

 

ところが、これからご紹介する50代前半の係長さんは(ご本人の了解を得て

います)、以前うつ状態で会社を休まれたこともあり、現在は出勤していても

痛、胃痛がひどく薬が手放せません。

 

一番の悩みは仕事そのものも大変なのですが、部下と仕事の打ち合わせや指示を

するのがとても苦痛で怖くて・・・というものです。

 

【係長さんの言う理由は】

管理職になる前、今の部門と違うところに勤務していた時代のあるとき、

何人かの同僚や先輩が自分のことを「仕事をろくにしていない」とか、

「あれじゃ任せられないね」などと陰口を言っているのを聞いてしまったのです。

1回だけでなく、何度か聞いてしまったことがあるということでした。

 

自分は一生懸命仕事をしているつもりだし、普通以上には成果をあげられていると

自負していただけにひどくショックで、もちろん誰にも言えなかったそうです。

 

それから何年かして係長に昇格し、当時自分の陰口を聴いていた人の何人かが

自分の部下になっていることがわかりましたが、その人たちと話をしなくてはなら

ないときはとても緊張するし、だんだんその人たち以外の部下と話すのもストレス

になってしまいいつも体調がよくないということです。

 

【カウンセリングの中の呼吸法で思い出したこと】

仕事のお話だけお聴きしていてもあまり進展がないと感じ、一時的にでも

思考をストップできる「深い呼吸法」を試みました。

 

5分くらい続けていただいているうちに身体が緩むのが見られたので目をあけて

いただき、どんな感じですか?とお聞きしてみました。すると・・・・

 

「なぜだか幼稚園のときのできごとを思い出しました。それは・・・・

 

自分は当時好き嫌いが多くて、お昼の食事の時に食べられないものがあったり、

そういう時は食べるのがすごく遅くなったんです。」

 

先生がそれをとても怒っていて、さらに幼稚園の全員が集まる朝に自分を壇上に

立たせ、Aちゃんは好き嫌いが多くて困ったねー、どうしてそうなの?と

みんなの前でさらし者にしたんです。急に思い出しました!」

 

私は短い時間に忘れていた幼稚園のときのひどい記憶を思い出されたことに

驚きました。さらに・・・

 

「小学校から高校までも、実は学校時代に良かった思い出があまりなくて・・・」

「級友や先生となんだかうまくいってなかったように覚えています」

 

【インナーチャイルドの傷がトラウマに】

幼稚園のような幼いときに先生からの「いじめ」ともいうべき体験があり、

そのあとの学校生活もあまり良い思い出が今のところ出て来ないのですから、

インナーチャイルドはズタズタに傷ついていますし、それはトラウマにも

なっています。

 

このような場合、カウンセリングの継続は必要ですし、その中にインナーチャイル

ドワークを入れていくことで傷が癒される速度がぐっとはやまります。

 

この係長さんはそれから2週間おきに3回ほどカウンセリングとインナーチャイルド

ヒーリングをしたあとに、部下と話をするのが「前より少し楽になってきたかも」

言われました。

 

それからは多忙もあるので1か月に1回、カウンセリングとインナーチャイルド

ヒーリング(途中からほかのヒーリングに代えたりしながら)を続け、

結果としては「不思議と部下と話しても緊張しなくなった」と言われ、

積極的にいろいろな人にも話しかけられるようになってこられました。

 

もうすぐカウンセリングも終了できそうです。

 

このケースからも感じますが、インナーチャイルドは言葉としてははよく知られて

いますが、本当のところ「深くて厄介!」というのが私の実感です。

 

なお参考までに私が行っている『インナーチャイルド』セッションの詳細を
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それではまたね~(^^)/~~~

 

 

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