2月4日は「立春」で本格的に2024年のエネルギーがスタートする日といえます。
あなたも既にたくさん見聞きしているように、
元旦から世の中的につらく厳しいできごとが起こっていますし、
実はもっと小さな単位、個人の人生にも実は「変化」を促すような出来事が起こっているともいえるのです。
以前「土用」について書いたことがありますが覚えておられますか?
夏の土用は有名ですが実は春夏秋冬年4回「土用」はめぐってきます。
そして今年の冬土用は1月18日から2月3日まででした。終わったばかり!
私の個人的事情としてはざっくり言って昨年の夏くらいから「内面のお片付け」の時期に入っていて、
いろいろ気づいたり手放したりしなくてはならないことが浮上してきているのです。
そしてそういう内面のことが身体の状態に出やすい私は「土用」の作用も結構あり、今回の冬の土用は今考えるといろいろ大変でした。
そして昨日の土曜日午前中、オンラインでセッションしている最中に
「コトリ」と軽く音がしたように身体の重さがすっと軽くなるのを体験しました。
あなたはこの土用で何か思い当たることはありましたか?
「土用」はあれをしてはいけないこれをしてはいけないというのが全部正解なのかはわかりませんが、
患者さんの脈診が欠かせないベテランの鍼灸の先生は、
「この時期はほとんどの人の脈がいつもとは変わる」「不安定さが増える」
と言われているそうです。
そういう中で私自身の大きなテーマとして今回きづかせてもらったのは、「感謝」のむつかしさについてです。
感謝というのは何かしてもらったことや与えられている何かに対しての感謝というのは誰でも当然と思っていると思いますが、
それは感謝の一表面であって感謝の本質はそれではないということ。
感謝の本質はこころの「在り方」「態勢」だということを本当にはわかっていなかった自分を発見した!という感じでしょうか?
頭でわかっているつもりでも実際にはその在り方には遠かった!という現実です(泣)
よく考えたらこんな複雑な神経系と複雑な諸器官を持って、
自律神経という操作できない仕組みで動いている身体ひとつとっても、奇跡!というしかないわけですが、
そのことに感動もなく当たり前になっている自分だったりね。
上手く表現できないのですが、すべて自分自身に起こっていることは「奇跡」といってもよいくらいに感じてもよいのかも・・・。
よく言われるのは「赦す」さらに「自分を赦す」のがもっともむつかしいと言われますし、それは簡単ではないのですが、
「生きている」ということ自体を奇跡と自覚し、そこに理屈でない「感謝」が沸いていれば自然に赦す方向に行くのではないかとさへ今の私は感じます。
「のど元過ぎれば熱さを忘れる」タイプである自分としては今回気づけたことを育てていく必要を強く感じています。
「気づきと試練の土用」を過ぎ、だれもが春分から新しい自分で生きていく大きなチャンスになりました。
さて、あなたはあなたの中に何を新しく発見して生きていきますか?
それではまたお会いしましょう(^_^)/~