私たちはよく「私って・・・だから・・・なんです」というふうに自分の「定義」を自他に確認することがあります。
あなたもそういうことないですか?
クライエントの里佳子さん(仮名40代)の話をしてみましょう。
(仮名ですが内容はご本人の了解をいただいています。)
里佳子さんは、比較的最近、発奮してある国家資格を取得しました。
そして、今回その資格を活かして転職することができました。
転職したお仕事はいろいろな人との微妙で深いコミュニケーションを要するものです。
まだ始まって間もないので本格的ではないのですが、里佳子さんは既に自信がない状態になっています。
ご本人が言うのには「相手の方の言ったことに、ここがポイントだなと思い当たるんですが、それに対しての言葉が出て来ないんです」というもの。
しばらく里佳子さんと、その時のことを思い出してもらい「ロールプレイ」をしてみたところ、やはり言葉でも反応したほうが良い場面で言葉が出て来ないのでした。
私が「こういう時はこんな風に返してみたらどうですか?」というと「あ!そうですねーなるほど・・・」と言われます。

里佳子さんは幼いころから祖母や周囲の大人たちから虐待といってよい扱いを受けて育っています。
身体も弱く、生きることに意欲も全然ない状態が続いていましたが、ここ1,2年でオーラもものすごくきれいになり、肉眼で見える里佳子さんもとても美しく活き活きしていて、以前とは別人のようになっているのです。
ところが、私がそれを告げてもご本人は謙遜でもなんでもなく「ほんとにそうなんですか?確かに以前より良いとは思うんですが、自分ではあまりそんな感じがしてないんです・・・」と繰り返されます。
つまり、実際の今の姿が認識できない?という感じなのです。
ロールプレイで、言葉が出て来ないことに関して、里佳子さんは、
「小さいときから『言葉を出すな』と言われ続けてきたからと思います」と言われました。
つまり、里佳子さんは幼いころに周囲から「話すな、言葉を出すな」と一種の洗脳受けてきて、その継続的体験が全くその環境にない現在も解けていない!のだということがわかりました。

感覚的にはまだよくわからなくても、「そうなのか」という認識は里佳子さんの中にできたようです。
細胞も刻々と入れ代わっていく私たちですから、自分さへ「昔の自分」にしがみつかなければ、洗脳は徐々に解けていきます。
いったん洗脳を受けると、そのことが本当はとてもつらいのに、そこから出ていくことが怖くなるのも普通のことです。
これからは里佳子さんは昔からの洗脳を解くというか、自分から現状の自分に合ったように「逆洗脳」していく必要があります。
以前は周囲から言われ続けた「話すな、言葉を出すな」の正反対、「私はスムーズに、自由にその場面と自分のこころに合った言葉を出している」というふうに一瞬一瞬自分に言い続けることが大切です。
さらに私が用いているスピリチュアルワークもおおいに応援になります。
自分への思い込み、特に幼いころから継続的に周囲から言われ続けたような言葉は、大人になっても染み込んでしまっていることが多いです。
逆にポジティブなことを、幼いころ親や周囲から言われ続けた人は、ある意味根拠の乏しい自信を持っていたりしますが、挫折してもそのポジティブな洗脳が生きていて、立ち直りが早かったりもします。
さて、あなたは「昔の私」でこれからも生きていきますか?
それではまたお会いしましょう(^_^)/~


