先週のニュースレターでは、
脳の中にたまった不安やネガティブな感情を取り出して「丹田」にユックリ降ろして解放する方法
をお伝えしましたね。
1〜2度実践してくださった多くの方が、単純なこの方法が案外効果的だとわかって毎晩寝る前などに横になったまま実行されているようです(^.^)
それにしても、よく自分を観察してみると、自分の感情が一日のうちに小さくとも何度か瞬間的にムカついたり、
ショックを受けたりして揺れ動いていることに気が付くことがないでしょうか?
なにも感情の揺れがなく「平穏」である日が毎日ということは誰にとってもそうそうないのではないでしょうか?
会社で上司や先輩同輩に嫌味を言われたり、友人との何気ない会話で友人に思いがけない自分評を言われて驚いたりむっとしたり、
家庭で夫(妻)に自分を尊重してない言動を感じたり、ぎゅうぎゅうの満員電車の中で足を踏まれたのに無視されたり・・・。
すべてのことを引きずることはないにしてもです。
瞬間的に怒りが沸いて、しかもそれがいつの間にか記憶の底に紛れたとして忘れたと思っても、エネルギーは良い形で消化あるいは昇華されたわけではないので、
「ちりも積もれば山になる」というふうに意識の底にじょじょにたまっていきます。
一日のうちに意識無意識に蓄積した不安、怒り(小さいものは気づきにくいです)、恨み、被害者意識などを
寝る前に自分の中からクリアするという前出の方法ももちろんおススメしますが・・・。
今はエネルギーがどんどん加速しているので、以前のような感覚でネガティブをひきずっているとその蓄積も半端なく積もり積もってしまいます。
そして今ポジティブな方向を選び取ろうとして「手放し」を意識している人ほど、そういう自分の「エゴ」を早く手放さないと!と焦る傾向があります。
ただ、「エゴ」というものは基本的には「自分と他の存在」が違うということを認識するためのものなんです。
ところが長い長い人類の歴史、また個人の転生の過程でこのエゴは単に「自分と自分以外を分けて認識する」「分析する」という単純な意味で必要なところから発展?して、
「自己中」「恨み」「被害者意識」「自他の優劣を比較」などまで増大してしまいました。
そしてこれらの意識は私たち個人が地球に生まれた瞬間に自然発生したものではなく、
数えきれないほどたくさんの「先祖」から受け継いできたものといえます。
はるか昔から続くご先祖は「霊的に進化してい子孫を応援してくれる人々」も多い反面、
いわゆる勉強のための霊的段階にも達することができていない、場合により地獄界にいるような先祖も決して少なくないのです。
つまり「浄化されていないご先祖」という数えきれない存在を私たちはある意味背負っているのです。
個人的に背負ってしまうといわゆる「憑依」になりますが、そこまでいかないご先祖のネガティブな影響を私たちは全く気付かず背負っています。
ちょっと過激な言い方になりますが、私は私たちが無意識に背負っている「浄化されていないご先祖の思念」を
「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」
(一般的な妖怪とは違いますが)
と便宜的に呼ぶことにします。
私たちが自分の「エゴ」を手放すのが難しいと感じたとき、自分を責めたりしがちですが、
責めるという行為自体が目的から外れています。責めてもエゴは手放せません。
なぜならこの「エゴ」のマイナス面というのは私たち個人個人が作り上げただけのものではないからです。
助長はしてるかもしれませんが。
ですから、一日の終わりにネガティブな感情を解放するだけではなく、一瞬一瞬の自分に起こるネガティブな感情に気づく必要があると思います。
そしてそこで自分を「ダメな自分」と責めるのはまるでよくありませんよ。
どうするかというと
「あ!魑魅魍魎だー!」と心で認識して、さらに
宇宙、大いなる存在、サムシンググレート、人によっては神様(特定の宗教は無関係)など、
言葉は違っても人間をはるかに超えた自分を生みだした存在に「ごめんなさい」と一言謝る‥‥
というやり方です。
昨夜のオンラインサロンでこの方法を参加者の方にシェアしたところ
「魑魅魍魎という言葉にすると気持ちが軽くなる」とおおむね好評でした(^.^)
よく自分を観察していると、かなりいろいろな瞬間に「増大したエゴ」を発揮している自分に気づいたりします(^^;
あなたはいかがですか?
それではまたお会いしましょう(^_^)/~