あなたは「心配性」ですか?
もしNOならばこのブログはお役に立たないかもしれません(^^;
でも、もしあなたが「心配性」なら、もしかすると何らかのヒントになるかも?
しれません(*^^)v
【ポジティブな自己催眠の代表は】
「自律訓練法」 というのをご存じですか?
これは心療内科で推奨されることが多い、ストレス軽減➡治療に
つながる自己催眠の方法です。
動画もYou Tube に結構出ていますので、興味ある方はご覧になってください。
私もクライエントさんによってこの方法をお教えしたり、また誘導的な
独自のリラクゼーションの方法をとって、ご自分でもできるようにお教えすることが
よくあります。これらは効果があります。
これらはすべてポジティブな「自己催眠」効果なのですが、わざわざこれらの方法
が編み出されているということは・・・
人間は放っておくとネガティブになりやすい生き物だからなんです(>_<)
【心配性の人が得意なのは・・】
上に書いた自律訓練法や、のリラクゼーションの方法とは「真逆」の、
ネガティブな「言葉」「イメージ」を頭に浮かべることです。
そしてそれらを自分でも無意識に気付かずそれらを頭の中でぐるぐる
廻し続けているのです。
もはやそれは一種の「生活習慣病」の域に達していて、しかもそれらの
「自分のためにならない習慣」がメンタルや肉体の不調を招いています。
【心配性はいつ始まるのか?】
心配性の起源?は大きく分けると2つあります。
ひとつは、生まれたときから、つまり「心配性の魂」を持って生まれた場合。
もうひとつは、こちらのほうが少し多いかもしれませんが、幼いときに両親や
育ててくれた人から「心配の種を植え付けられた」場合です。
両方の要素がある場合はなかなか大変であることは否めません。
クライエントさんから聴くことが多いのは、
「母親にあなたは必ず失敗するんだから気をつけなさい」と言われた。
両親から「よほど頑張らないと人並みにはなれないよ」と言い続けられた。
「母親にあなたは不美人だから腰を低くして愛想よくしないと嫌われる」と言われた。
「父から男のくせにそんなに気弱では将来がないぞ」と言われた。
「生んでやったんだから将来面倒見るのは当たり前」と言われた。
「親から身体が弱すぎるから普通の仕事はできないな」と言われ続けた。
「いい学校に入らないと将来はろくなことにならない」と言われてきた。
「病気が多かったので常に心配され過保護に育ってちょっとした無理も怖い」
などなど、挙げればきりがないのですが、結局親が「心配」だから言っている
ことが多いとはいえ、子供の心を傷つけたり不安にさせるに十分な効果を
発揮しています。
もっとも、親との間で傷つくようなところに生まれるのは実はその人その人の
魂の成長にふさわしい両親を選んでいるので、誰も怨むことはできないのですが、
ここではそれは本題ではないので(^^;
【心配性も思考の生活習慣を逆転させれば】
心配性の人はネガティブな思考(次に感情)が自動的に出てくるので、
それに気づくことからしていただきたいのです。
その自動的な習慣(うつ病の認知行動療法では自動思考なんて言ってますね)
に気づいたら放っておいてはいけません。よく見張ってください。
明らかに状況自体がネガティブならわかりますし、その場合は心配してる暇に
具体的に対策を講じなければなりませんが。
ところが心配性の特徴は、「まだ起こってもいないしその可能性が確実でないこと」
に関して「ネガティブな自己催眠」になることです。
こんな場合は自律訓練法や効果的なリラクゼーションでまず緊張しきった心身を緩める、
ということも大変効果があります。
ポジティブな自己催眠の前触れ的働きをしてくれます。
そして心身が緊張からある程度解放されたときに「この不安、心配は現実的?」
とあらためて考えてみてください。
ひとりで考えるのが難しければ信頼できる友人と話をしたり、カウンセリングや
心療内科を活用するのはまったく普通、正常なことですよ。
何でもかんでも人に依存するのはもちろんいただけませんが、逆になんでも
自分一人で解決しなければならない!という思い込みも人生には害になります。
生活習慣病は肉体のことのみにあらず、と知って下さいね。
それではまたね~(^_^)/~