先週のブログで、
光を帯びた色を吸い込んで、紙に書いたネガティブでトラウマ的な記憶に吐き出していく
ことをお勧めしました。
これを繰り返していくことで
「過去に光りがあたり」その記憶へのネガティブな想いが消えていく、
➡すなわち過去が本質的に変わっていく、
という内容でした。
このことをさっそく実行しようとされた、あるクライエントさんからご連絡を頂きました。
クライエントさんが言われたのは
「過去のトラウマ的な記憶を書きだそうとしたら・・・書けないんです」
ということでした。
私のお会いする方々は深いトラウマ体験を持った方が多くおられるので、
トラウマの程度によっては この方のようなことが起こり得ます。
ブログを読んでくださる方の中には こういう方も少なくはないかと思うので、
今日は光を帯びたカラーを吸い込んで吐き出していく
カラーブリージング
の別の方法をお伝えすることにしますね(^.^)
特に大切だなーと日ごろ感じているのは、
私たちの深い部分に
「気づかない悲しみ」
が潜んでいることが非常に多いということです。
最近の例をあげると、
あるクライエントさんは
『自分はたまに母親と話していて、何げなく仕事のことなんかを、「最近どうなの?」とか聞かれるとなぜか必ずイライラするんです。
特別なことを聞かれてるんではないのに、すごく不愉快で答えたくなくなるんです』
というものです。
この方のお母さまは昔からご自分の決めたこと、日常のささいなことでも決して自分の意見や行動を変えることがないため、
幼い頃からクライエントさんのなかにはあきらめの気持ちが根付いていたのです。
カウンセリングでそのクライエントさんにイライラをもっと深く感じて頂くと・・・・・
『母に対する怒りですかネー・・』
さらに深く感じて頂くと、
『わかってもらえないという気持ち・・』
そして
さらにその下にある感情を探って頂くのには少し時間がかかりましたが
『もう昔からずーーーーーっとですが、わかってもらえないという悲しい思いかも・・・ですね・・』
『悲しいんですね、自分は』
としみじみ言われました。
30代後半のこの男性のクライエントさんは今まで自分の奥にある「悲しみ」を見ることがなかったのです。
この方に限らず、イライラや怒りの底の底に「悲しみ」がうづくまっていることは多いのです。
この種の悲しみはすぐ意識化できるタイプの悲しみより深く静かに「潜行」していて、ご本人も長い間気づかないことがよくありますよ。
そして、この悲しみの感情をため込むのは臓器でいうと「肺」になります、ハイ(;’∀’)
このクライエントさんもそうですが、私がお会いする方々で ものすごく怒りをあらわす方の多くに「悲しみを肺に溜め込んでいる」状態を見ることができます。
前置きが長くなりましたが、悲しみを癒すセルフワークとしてとても有効なものの一つが
「カラーブリージング」
です。やり方は簡単です。悲しみを意識していてもしていなくてもOKです。
- その時に思い浮かぶ吸い込みたいなー、という色に光りが混ざったものを思い浮かべてください。そして「だらーっと」します(これ結構大事)。
- その光を帯びたカラーをご自分の「肺」に取り込むような気持で鼻から吸い込みます。
- 次に「肺」の中に溜め込んだネガティブなもの(悲しみとわからなくても大丈夫)を、黒っぽいような、灰色のようなイメージで口を少しすぼめてゆっくり長く吐き出します。
- 2と3をゆっくり繰り返します。どのくらいという決まりはないので「好きなだけ」。
例に挙げたクライエントさんは、上に載せた画像が近そうですが、
光を帯びたオレンジを思い浮かべられ、3〜4分ブリージングしていただきました。
その結果の感じは・・・・・
『なんか安らいだ感じがします』
というものでした。
この方は私がエネルギーワークやヒーリングをすると
だいたいが『頭がすっきりしました』と言われることが多いのです。
肺を意識したヒーリングで「安らいだ」という感覚になられたかもしれませんね。
この方法だと「肺」と「光を帯びたその時吸い込みたいカラー」の2点だけなので、
セルフでやっていただけるかなと思います(*^^)v
やられてみて感想など頂けたら嬉しいです。
それではまたお会いしましょう(^_^)/~