6月の夏至に大きく流れが変わってきました。
そして7月は
「転機」を迎える人が多くなるときです。
転機と言っても大げさなこととは限らず、
でもあとから振り返ると
「あのあたりが転機だったんだなー・・・」
と思い当たるようなことかもしれません。
なにかこころにかかることがあれば、
見過ごさずに立ち止まって考えてみる。
「これって私に今必要かな?どうなのかな?」
とぼんやりでも意識してみる。
そして時に重い腰をあげて、
勇気をもってそれを「体験してみる」
のがいいですね!
あちゃ!
という結果かもしれないけれど、
それも一つの体験です。
体験の一つ一つは違っていても、
「変化の筋道」はポイントポイントで
つながったりしています。

豊子さん(60代 主婦) の場合
豊子さんは大家族の中心的存在です。
可愛いお孫さんもいますが
難病を抱え、医療と縁が切れません。
お母さんであるお嫁さんは仕事と称して収入にならない趣味に没頭して
食事の支度や後片付けをまったくしないのです。
たまにはやってほしいと言っても
「無理です」と断られてしまいます。
息子さんは会社で大変忙しい立場で
体調も壊しつつ頑張っています。
娘さんも仕事をしていて
家事は豊子さん任せになっています。
夫は優しくて良い人ですが、
自治体の中心人物で活動が忙しく、
豊子さんは夫にグチをぶつけては、申し訳なく思っています。

そのような大勢の家族の中で豊子さんは
家事全般、食事を一人で引き受けています。
お孫さんたちにはとてもなつかれていて
そのことだけは嬉しい毎日です。
しかしながら、5年前に患った病の後遺症がいまだに強く残っていて
なにをしても まったくよくなっていません。
そのほか血圧の問題はもちろん、
日々の不調が絶え間なくあり、
ごく最近では
夜中に救急車ではこばれるほどの不具合が起きました。
検査すると特に異常はなく
一時的なものでしょうということ。
カウンセリングの途中で、
長らくの、またあまりに頻繁な身体の不調を顧みて、
豊子さんはうすうす自覚し始めました。
「私がすべてを背負っていることで
やっと家族の均衡がはかれている?」
「でもこれでいいのか?
私は自分にどれだけひどい扱いをしてきたのか?」

はっきりいえば、
「自分が犠牲になることで今の家族がなりたっている?」
「でもこの均衡を破ったら家族がめちゃめちゃになってしまうのでは・・?」
という恐れも同時に感じています。
そう!
実は今が豊子さんの
一大転機のチャンスなのです。
そう簡単なことではありませんし、
セラピーを受けてもらいつつ
一つ一つ身体の痛みや不調の声を聴きながら、進んでいく必要があります。
豊子さんが
今の「気づき」のスタート状態を
チャンス!と認識することができれば
一歩一歩困難を乗り越えていける
と信頼しています。
それでは またお会いしましょう(^_^)/~