体験談_インナーチャイルドワーク_1

インナーチャイルドワーク

Aさん(男性 35歳) 自分さへ我慢すれば・・・

体験談コーナーこのキーフレーズは会社や家庭で苦しい思いが高じて不眠やうつ状態になられている方に慢性的にみられるものです。

「会社で上司からだけではなく先輩や他部所からも次から次へと面倒で難しい仕事を押し付けられ続け、頑張って根を詰めて引き受けていたが、半年くらいでついに眠れなくなり、食事ものどを通らず、保健師面接で産業医やカウンセラーに相談を薦められ、外部のメンタルクリニックで「適応障害による抑うつ状態」と診断されました」

 ご本人はまじめに、意に添わなくても「自分が我慢してやっていればいづれわかってもらえるのでは・・・」という期待のもとに業務を続けていましたが、わかってもらえるどころか、嫌だ、できないといわずに黙々と作業しているので「これもお願いします」「あれもやっておいて」というふうにいくつかの係りからの依頼がどんどん増えていって発症に至りました。

 小さいときからご両親に「長男なんだから我慢しなさい。我慢が大事だよ。嫌な顔をせず真面目にやっていなさい。そうすれば人は認めてくれるからね」と事あるごとに教えてこられました。「嫌だなーと思いつつ知らないうち自分さへ我慢すればというパターンが身についてしまった」と語られていました。

 「自分さへ我慢すれば・・・・」で生きてこられてて何か良いことはありましたか?と問うとしばらく無言で考えられ・・・・

 ポツンと「何もありませんね。我慢すればするだけ仕事負担が増えてきた感じですし、弟妹に感謝されるでもなくわがままばかり言われてきました」そのうえ親の言葉通りにしても「肝心の親が認めてくれたという気はしません」とも悔しそうに言われました。

このように書いてくると、我慢がネガティブなものに思えますが、我慢のすべてがよくないわけではありません。

「我慢の目的」が問題ですね。

何か「自分」成し遂げたい」ようなことがあって、そのために我慢、辛抱する場合は良い面もありますし必要な場合もあると思います。

 「インナーチャイルドを傷つける」のは「波風を立たせないため」に、「嫌われないために」、「わかってもらうために」する我慢!です。その結果、自分の心が波立ち、人に嫌われないかもしれませんが自分が自分を嫌いになり、おまけに周囲には決してわかってもらえないのがこの種の「我慢」です。

 幼い時に家庭の諸事情で子供らしい子供時代を送れなかった方も多くおられますが、このような場合は我慢をして無理をすることで認められたい、褒められたいという無意識の気持ちが強く、それが高じていくと「自分自身が一体何なのかがわからなくなり、ひいては肉体や精神の疾患のもとになることは決して珍しいことではないのです。

「無駄な我慢、百害あって一利なし!!!」です。

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